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2025年04月27日

腰痛

本日も勉強ブログ♪首、肩の凝りに続いて腰痛編です☆

腰痛~画像1脊柱

 

直立二足歩行する人は背骨が縦に配列しているため、垂直方向に力がかかり普段から大きな負担を強いられいています。

脊椎は、上から少し前方に緩く曲がった7個の頚椎、背中の反りを作り出す後方に緩やかに曲がる12個の胸椎、背中の反りとバランスをとる前方に緩やかに曲がる5個の腰椎、仙骨、尾骨で形成されています。

ゆるやかなS字カーブは個々に負担が分散されるようになっていますが、同一姿勢やきつい肉体労働、加齢、肥満、喫煙、運動不足、疲労、ストレスなど様々な要素が腰の負担をより大きくし、血行不良や炎症、神経障害などの症状となり腰痛を引き起こします。

<腰痛の要因>

前回の「肩、首の凝り」書かせて頂いた「外的要因」「内的要因」は同じような事例が当てはまりますが腰痛は大きく2つのタイプに分かれ、様々な要因により引き起こされます。

 

~原因が医学的に分類されない、非特異的腰痛~

実に85%は神経症状(しびれやまひなど)や重い基礎疾患などがなく、エックス線やMRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのか特定しきれない「非特異的腰痛」です。

いわゆる緊張型腰痛や慢性腰痛などが腰痛症と呼ばれこれにあたります。

長時間、中腰や猫背などの姿勢を続け、腰や背中の筋肉が緊張し続けたときや、運動不足で腰を支える筋力が弱っているときなどに起こります。寒さで筋肉が硬直する冬も神経が刺激されて痛みが起こりやすくなります。(外的要因)
急性腰痛症(ぎっくり腰)も非特異的腰痛に含まれます。急に無理な動作をしたときなどに起こる腰の組織のけがであり、ねんざや、筋肉を包む筋膜の損傷が原因と言われていますが、厳密にどの部分が傷んでいるのかは断定しきれません。ほとんどが数日で治りますが、くり返す場合もあります。

ストレスなどで自律神経が乱れても腰痛の要因になります。ストレスで腰の血流、神経の流れを悪くして起こる物と、脳がストレスを紛らわせる為に不快な症状を起こしたり、痛みの記憶により慢性的な腰痛を引き起こすメカニズムもある事が確認されています。

又、ホルモンのバランスによっても引き起こされます。女性で言う生理前の腰痛には精神面も影響しますが、黄体ホルモンが大きく影響し、下腹部痛や腰痛を引き起こします。(内的要因)

 

~原因が特定される、特異的腰痛~

腰痛の15パーセントを占めヘルニアや高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症などの症例があります。

特異的腰痛には、神経を圧迫する病気だけでなく、内臓の病気や骨の腫瘍・感染・炎症などが原因になっている尿路結石や泌尿器系の病気、子宮や卵巣の病気、膵臓、解離性大動脈瘤など動脈の病気のこともあります。(病的要因)

画像2大殿筋

<非特異的腰痛のケア>

・肋骨と骨盤を繋ぐ筋肉で硬くなると腰痛を引き起こす、腰方形筋が気持ちよく伸びるように、側屈や回旋動作にて緩める。

・臀部の筋肉(中臀筋や大臀筋)は、腰の筋肉と深く関わり、また、太ももの裏側の筋肉(ハムストリング)も臀筋と腰の筋肉と関わりが強いので、寝そべり、膝を抱えるなどして伸ばし緩める。

・下肢の血流を上げる事も有効的ですので、リフレクソロジーやオイルでの浮腫みを取る様な施術もおススメです。

・腰椎を支えている腹圧を調整すべく、仰向けに寝て腹部の固くなったところや違和感を感じるところを、呼吸と共に押圧して解す。

・ストレスなど内的要因のアプローチはリラックスして頂き副交感神経を優位にすることが効果的です。湯舟に浸かったり、癒しを感じながらゆったり過ごせる時間を作ってください。

・ぎっくり腰などの急性、炎症性の腰痛の場合は患部を冷シップ等で冷やすことをおすすめいたします。

画像3ハムストリングス

<特異的腰痛のケア>

・我慢できない強い痛みや安静にしても収まらない痛み、腰痛と並行しておしっこが出ない症状(閉尿)が起こった場合には速やかに病院受診を促して下さい。

・ヘルニアや脊柱管狭窄症などで病院を受診され、慢性化されているお客様で施術を望まれる方には部位、症状を確認しながら、患部は軽くケアを施し、殿筋や下肢のケアをおススメして下さい。

 

<腰痛予防対策>

~良い姿勢を心がける~

良い姿勢→顎を引き、背筋を正し、ディスクワークでは腰と脚の付け根が直角になるように深く座る。

悪い姿勢→猫背、背もたれにもたれる、腰を反る、捻じる、身体の片方にばかり体重をかける、など一定の筋肉に負担をかける姿勢。

 

~気を付けたい動作~

・中腰、前かがみなど不自然な姿勢をなるべくとらないようにする。

・同じ姿勢を長時間とらないようにし、30分に1回は腰を回したり体を伸ばすなどストレッチをしましう。

・急な動作、腰の不意なひねりを避け、動作時は視線も動作に合わせる習慣をつけるようにする。

 

~生活習慣から気を付ける~

・バランスの良い食事を心がけ、カルシウムやビタミンB、Dなどを積極的にとると骨粗しょう症や腰痛 の原因となる病気の予防にもなります。

・喫煙はニコチンが椎間板に悪影響を及ぼすといわれているので控えましょう。

・精神的なストレスも長引く腰痛の原因であると言われているので、好きな音楽を聴いたり、気の合う友人との会話の時間を設けたり、工夫し上手に発散する事を心がけましょう。

・入浴も40℃ぐらいのぬるめのお湯にゆったり入ると血行が良くなり筋肉の緊張も和らぎ、日常のストス

解消にもなり、腰痛改善にも効果的です。

・痛みがなければお風呂上がりのストレッチもおすすめです。

 

~筋力維持を心がける~

・水中でのウォーキングは、水の抵抗で筋力がつき、浮力により腰への負担が軽くなるのでおすすめの運動。

負担の少ないハイキングやストレッチ動作の多いヨガも良いでしょう。

・特別な運動でなくとも自分のペースで行える、ストレッチなど毎日継続できるようにすると良いです。

・腹式呼吸を行うと、腹腔内圧が上がり、腹筋の強化にもつながります。

(腹腔内圧があがることで、体や背骨を支えることが出来ます。腹腔内圧が高いほど、背骨への負担を軽減できるということです。コルセットを装着するメリットの1つにも、腹腔内圧のアップがあります。)

*腹式呼吸の方法→正しい姿勢で椅子に座り、ゆっくり鼻から息を吸い込みお腹を膨らませ、お腹を引っ込めるように口から息をゆっくり吐きます。1日、数回に分けて10分位行うと効果的。

画像4腰痛ツボ

  • 命門(めいもん)第2腰椎の下、ヘソの真後ろ

→腰痛、子宮出血、精力減退

  • 志室(ししつ)命門の左右外側3寸のところ

→腰背の強ばり痛み、生殖器、泌尿疾患

  • 陽関(ようかん)陽骨の上縁を結んだ線上の脊柱と交わるところで命門の下

→腰痛仙部疼痛、下肢の運動麻痺系、月経不順、腸系

  • 大腸兪(だいちょうゆ)陽関の左右外側へ1寸5分

→腰痛、便秘、下痢、泌尿器疾患、坐骨神経痛

  • 秩辺(ちっぺん)背部正中線の仙骨と尾椎の間から左右へ3寸のところ

→腰痛、膀胱、尿道、直腸、肛門、痔疾

  • 胞育(ほうこう)秩辺の上2寸

→腰痛、便秘、腸炎、尿閉

  • 跗陽(ふよう)外踝の上3寸で、アキレス腱の前

→腰痛、足の病全般、頭痛、のぼせ

  • 崑崙(こんろん)足外踝の後ろで、アキレス腱の前際

→腰痛、足背痛、脚気、のぼせ、頭痛

  • 中封(ちゅうほう)足関節の背面中央あたり

→ギックリ腰、尿道炎、精巣炎、失精、膀胱炎、陰茎痛

 

いかがでしたでしょうか。日々のケアでは追いついて行かない疲れ、腰痛には他力本願!当店お任せください(^^)/

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