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2024年03月31日

勉強ブログ☆リンパオイルマッサージについて



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「リンパオイルマッサージ」とは一般的にリンパの流れ、体内の老廃物の運搬を根本から良くすることに加え、オイルの効能をプラスしたコースになります。

ケアを行うセラピストの手技により、浅層リンパのみに働きかけるのか、深層リンパにも働きかける手技なのかによって、凝りもほぐせたりします。(後者)

今回はオイルリンパマッサージに関連があるものを書かせていただきます。

~身体のリンパ節とリンパの流れ~

動脈は心臓のポンプ作用で流れますが、静脈やリンパ管はポンプ作用をもっていません。

筋肉の収縮や呼吸などの周囲の動きを利用して、押し出してもらっているのです。さらに。リンパ管も途中フィルタ―のような役目をするリンパ節が約800あり、リンパ液はそこで何度も浄化されながら流れて行きます。

長時間同じ姿勢や筋肉をあまり使わない生活をしていると滞りやすくなります。リンパが滞ると老廃物や余分な水分がたまり、むくみや冷え、肩凝り、脂肪がつきやすくなります。

身体の末梢から毛細リンパ管が徐々に合流を繰り返し、途中、髄所にあるリンパ節で異物などを取り除き太くなりながら、最終的に左右の鎖骨下リンパ管で静脈に合流します

筋肉を解し、リンパ節を刺激し、圧をかけながら、矢印の方向にリンパを流していくと深層部のリンパを刺激し円滑に老廃物を排泄でき、新陳代謝が促されます。

~身体の浮腫みチェックポイント~

  1. 足首—–締りが無くアキレス腱が見えなくなります。靴下のあとが消えないのも浮腫みのサイン。
  2. すね—-指で押すとへこみ、弾力性が無く、戻りが悪い時は浮腫んでいます。
  3. 鎖骨のくぼみ—このくぼみが浅い時は浮腫んでいます。くぼみが見えなかったり、左右差ができます。

~精油が作用する経路~

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精油が皮膚から吸収して作用するものと、嗅覚として身体に作用する経路があります。

 

臭覚として香りを感じるしくみ~

精油の匂いを嗅いだ時、精油などの香りはまず鼻の奥にある嗅上皮(きゅうじょうひ)と言う粘膜に溶け込み、嗅細胞の先端部分の嗅毛と言う極細の毛にキャッチされます。つづいて香りの分子の情報は、電気信号に変換され大脳辺緑系に伝達され、ここで初めて「におい」として認識されます。この電気信号は、身体の生理機能をコントロールしている視床下部に届き、自律神経、ホルモン系、免疫機能などの身体を調節する働きにまで影響を及ぼします。

~香りの流れ図~

鼻→脳(大脳緑辺)→ホルモン、神経伝達物質の放出→精神的、感情的影響⇒元気になる、落ち着くなど

脳(視床下部)→自律神経、免疫系、ホルモン系⇒バランス改善

 ~皮膚から吸収する作用~

皮膚から吸収する芳香成分は分子が小さいため、*1皮膚の奥深く(毛細血管)まで浸透する。それが血液やリンパの流れにのって、全身の筋肉や器官に働きかける。

*1本来肌は角層の持つバリア機能により体内に物質を吸収しにくい構造ですが、油性物質は毛包の皮脂腺から吸収されやすい。

 

oil~ベースオイルとは~

アロマテラピーで用いる植物油のことをベースオイル(またはキャリアオイル)と呼びます。
エッセンシャルオイルは高濃度なので、原液のままは肌に使用できません。そこで香りの少ない植物油などの基材で希釈して使用します。 植物油の種類は多数あり、それぞれに特徴があります。エッセンシャルオイルとブレンドし相乗効果が得られるものが一般的にアロマテラピーです。

~ベースオイル(キャリアオイル)の種類~

  • グレープシード—–ぶどうの種子から抽出され、リノール酸含有量が特に多く、コレステロール除去の効果があります。ビタミンEが、オリーブ油の約2倍以上も含まれており、肌への刺激も少なく、敏感肌や脂性肌などオールマイティーに使用できます。引き締め効果もあり、痩身トリートメントにも適しています。
    酸化しやすいリノール酸が主成分ですが、ビタミンEを豊富に含んでいるため、一定の酸化安定性があります。ワインづくりに使ったブドウの種子から抽出されているオイルのため、ほかのオイルと比べてリーズナブルな価格です。

 

  • スイートアーモンド—–強い抗酸化力を発揮してくれるビタミンEなどが含まれているため、酸化しにくい長所をもっています。オレイン酸を多く含み、皮膚に柔軟性をもたらしてくれ、乾燥肌やデリケート肌の使用に適している、低刺激性のオイルです。
  • マカダミアナッツ—–人間の皮脂に含まれ、加齢に伴い減少するパルミトレイン酸が含有されているためエイジングケアに最適です。オレイン酸、ビタミンEなどをバランスよく含んでいます。さらっとしているのでヘアケアやハンドマッサージにもおすすめです。

 

  • セサミ—–デトックス系コース、アーユルベーダ、インド式マッサージと相性抜群です。
    粘度が高く、重めのテクスチャーのため強めのリンパトリートメントにも最適です。オレイン酸とリノール酸のバランスが良く、ミネラルやビタミンを豊富に含んだ、酸化安定性の高いトリートメント向きのオイルです。

 

~代表的なエッセンシャルオイル(精油)~

  • ベンダー—–他の精油となじみやすく、アロマテラピーでは良く使われる精油の1つで、他の種類のラベンダーの精油と区別するため「真正ラベンダー」とも呼ばれています。

自律神経のバランスを調整する働きがあり、ストレスや、不安を癒し、リラックスさせる効果があります。

また、鎮痛作用があり、頭痛や筋肉痛、胃痛、月経痛などの体のあらゆる痛みを緩和する効果が期待できます。

免疫力強化の作用もあり、感染症などの予防、抗炎症、鎮痛、消毒作用などにより、軽い火傷の応急手当に使用していた時代もあるようです。

スキンケアやヘアケアにもよく使われており、全ての肌質に対応します。抗真菌作用もあるので、水虫などにも有効です。

妊娠初期の使用は控えた方が良いでしょう。(月経量改善効果や分娩を速やかにする働きがある為)

*人によっては特定のエッセンシャルオイル(精油)に反応し、痒み、痛み、腫れ、かぶれ等を起こす場合があります。トリートメント中にそのような症状が現れたら、即、水で洗い流して下さい。

*エッセンシャルオイルとブレンドする場合、一般的に精油ビンや専用スポイトでは1滴が約0.05mlです。ボディートリートメント用オイルをブレンドする場合は精油の配合を全体の1%未満に配合してください。女性1人分でしたらベースオイル30mlに対し、精油6滴以下が目安。

 

~光毒性に関する注意~

精油の成分の一部には皮膚に塗布した状態で日光などの強い紫外線と反応すると皮膚に炎症を起こす毒性を示すものがあり、これを光毒性と言います。代表的なものに、柑橘系のレモンやグレープフルーツの精油に含まれる成分、ベルガプテンがあります。これらの精油を使うとき、使用後は日に当たらないなど十分な注意が必要です。

 

~当店の『アルガンリンパオイルマッサージ』に使用しているオイル~7c3a599e7a53480ea016224562fc07c6_s

深層リンパまで改善できる手技に各オイル共に、100%ピュア、無添加・防腐剤不使用・無着色・無香料の天然のオーガニック仕様のオイルを使わせていただいております。

○有機アルガンオル

オレイン酸、リノール酸、ビタミンEを含むオイル。モロッコの一部地域にしか生育しないアルガン樹の実の種から採られる希少なオイル。肌の新陳代謝を促し、皮膚を柔らかくし弾力ある美肌に導きます。

○スィートアーモンドオイル

オイルが苦手なお客様にも、低温圧搾したオイルは低刺激、鎮静作用、美白、保湿効果に優れています。
オレイン酸を多く含み、皮膚に柔軟性をもたらしてくれます。ベビーマッサージ、マタニティーにもオススメです。

○ゼラニュウム

セルライトに効果的で、利尿作用によって毒素や余分な水分の排出を促します。気分の落ち込みを和らげ、心のバランスを回復して穏やかな気持に導いてくれます。

○ローズマリー

血の巡りを活発にし、筋肉痛や神経痛などの神経系の疲労に作用します。優れた頭脳明晰化作用のほか、若返りの精油とも呼ばれ、毛穴のたるみや引き締めなどの効果がきたいできます。
※ローズマリーにはカンファ―が含まれているため、癇癪・高血圧・妊娠中の方は使用を控えますのでお申し出くださいませ。

○オレンジスイート

胆汁の分泌により脂肪の分解を早め、発汗作用も併せ持っています。柑橘系特有の甘く弾けるようなフレッシュでいてリラックスさせる香り。

○ラベンダー

万能精油と呼ばれるほどに用途が広い精油。心地よい穏やかなフローラルな香りは気持ちを落ち着かせ、生理不順や生理痛・更年期障害の緩和に役立ちます。                  *通経作用があるので妊娠中の方は使用を控えますのでお申し出くださいませ。

お肌の直接塗るものですので、品質重視でお選びさせていただいております☆安心してお手入れにいらしてくださいませ。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

 

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